は~い、にこのすけです。
郷土菓子第二弾は熊本から~。【いきなり団子】
【いきなり団子】ご存じですか?にこのすけが初めて【いきなり団子】を食べたのはかれこれ20年くらい前でした。
熊本の通販の餃子屋さんで取り扱っていて 気になったので注文してみたんです。
輪切りの(けっこう厚切り!)さつまいもの上にあんこが乗っていて周りをお饅頭の皮的なものでくるんである。みため、すごくゴツくて 1つでお腹いっぱいになっちゃうんですよね(>_<)
ほんとうに素朴。なんだかホっとするお菓子でした。
「いきなり」っていうのは方言で、簡単・お手軽っていう意味だそうですよ。
そうなんだー。「いきなり」って、突然とか行き当たりばったりってコトなんだと思ってました。トートツに芋で作っちゃったよ!って。(ごめんなさい(◞‸◟))
元々は 家庭でさつまいもの旬に作って おやつに食べていたようです。家庭の数だけ「いきなり団子」ってあるんだろうなぁ。
”団子”だから 生地は”小麦粉”かなぁ。モチっとした食感もあった気がするので”上新粉”?いや、”白玉粉”の方がいいかな。
まずは上新粉と小麦粉で 作ってみました。
ん~、出来上がりは・・・ちょっと固い。コシが強すぎる!(◞‸◟) コレは《残念いきなりだんご~》冷めたらもっと固くなっちゃいました。
粉を小麦粉と白玉粉にしてみました。 何回か配分を変えてみて 扱いやすくモチっとやわらかい粉の配分(にこのすけ流)みつけました。
(白玉粉を使うと思ったより生地がゆるくなりがちなので 水の量には気をつけて~。)
出来上がりはこんな~。⇩
今回は紅あずまを使いました。ねっとり系のお芋よりもホクホク系のお芋が合います。
《材料》
★さつまいも 半本くらい?今回はちょっと細目でした。太さによって枚数を加減してください。今回は7mmに輪切りにしたもの6枚です。
★白玉粉 55g
★小麦粉 55g
★きび糖 大さじ1(あまり減らすと固くなります)
★塩 小さじ4分の1
★こしあん さつまいもの分量よりちょっと少なめ。(ちなみに今回はさつまいも140g弱でこしあんは130g~120gくらいです。あんこタップリ目。あんの量はお好きに増減してください。)
★水 70 ml あんまり多いと生地が柔らかくて包みにくいので 様子をみながら加えてください。
《作り方》
★さつまいもは7mmくらいの輪切りにして水(分量外)にさらしておく。
★白玉粉を水でとかし さつまいも・あん以外の材料をまぜる。→こねる。
★1つにまとめてラップに包み 冷蔵庫で30分以上ねかしておく。
★生地を6等分にする。(さつまいもの大きさや枚数で生地を等分してください)
★さつまいもの水をきって拭き取り こしあんを6等分にしてさつまいもにのせておく。
★団子をのせるクッキングペーパーを用意しておく。
★生地を丸くのばして(手で大丈夫。)さつまいもとあんをくるむ。→用意してあるクッキングペーパーにのせる。
★湯気がたった蒸し器で20分くらい蒸す。竹串や楊枝がスっと入ったら出来上がり~。
あんこが透けて見えるのはご愛嬌!にこのすけ的には生地が薄いほうがおいしい。そして お芋はもっと厚くてもいいかな。あんこの量はむしろ少なめが好きかも。
『いきなり団子』 生地さえちゃんとこねておけば あとは大体で良いので 割と簡単・お手軽に作れました。 まさに”いきなり”団子~!!
これから お芋がおいしい季節。ぜひ作ってみてくださいな。
☆補足☆
・上新粉のことー原材料はうるち米。精白して水洗いして乾燥させてから粉にしたもの。粘り気が少なめで歯切れがいい。基本、お湯で練って蒸してから搗いて使います。
・白玉粉のことー原材料はもち米。精米して水洗いしたら水挽き*1して 沈殿したものを乾燥させて作ります。なめらかでモチっとした食感。冷やしても固くなりません。
・もち粉って? もち米を精米、水洗いして粉にしてから乾燥させたものです。食感はモチモチになります。
白玉粉ともち粉、同じもち米からできていますが作る工程が違うので 作ったモノはちょっと違った食感・柔らかさになるんですよ。
*ちなみに上記 ⇑ の粉はすべて米粉なんです。*
それでは今回はこのへんで~。
最後までお読みいただきありがとうございました。m(_ _)m
*1:お米と水を一緒にすりつぶすこと