突然ですが…『塩あんびん』って知っていますか?
にこのすけは甘くないあんこのお菓子があるって聞いて驚きました〜。
そう!『塩あんびん』って砂糖を使ってない郷土菓子。
塩味のあんこをお餅でくるんだ郷土菓子なんです。
「あんびん」ってあんこをお餅でくるんだ餅菓子の総称らしくいろんな地方にあるのですが(さつまいも生地にさつまいも餡や皮の部分に塩を効かせて甘い餡を包んだもの、餅じゃなくて大福生地で包んだもの等)埼玉県行田市・久喜市・加須市では『塩あんびん』が定番の郷土菓子。
江戸時代中期から食べられているようで、もちろん今も餅菓子屋さんで販売もしています。
これは!!食べてみたいよねー。
というコトで…今回は『塩あんびん』に挑戦です。
和菓子ではありますが、大福餅ではなくお餅で包んだものなので時間が経つと固くなる!これも『塩あんびん』の特徴のひとつ。
固くなったら焼いてお砂糖をつけて食べると美味しいらしい。
お醤油をつけて食べたりもするらしいんです。
さあ、作りましょう。
今回は(も?)もち米からではなく切り餅を使って時短します。
材料(だいたい10個分くらいかな)
塩あんこ ⚪︎乾燥小豆100g ⚪︎塩小さじ1.5強(今回にこのすけはゲランドの塩を使用)
生地 ⚪︎切り餅 4つ ⚪︎水 50ml弱
作り方
今回はあんこの作り方は割愛。途中からです。(小豆は一晩水につけなくても思い立ってすぐ煮られる豆なのでにこのすけはよく作ります。一回から二回茹でこぼすことと、柔らかくなってから味をつけるのがミソです👆)
通常お砂糖を入れるところで塩を入れ、つぶしながら煮ます。
この時、塩入れ過ぎ注意⚠️ まず小さじ1から試しつつ 味を確認しつつ足してください!!!
気をつけないと とんでもなく塩辛くなっちゃいます。
冷めたら直径1.5㎝くらいに丸めておきます。
⓵耐熱ボールに切り餅(一つを4分割してください。)を4つと水を入れラップをして600wでまず1分半。一度かき混ぜてから600wで1分ほどチン。
②最初は水っぽいですが ねるようにまぜます。ひとつにまとまるように!
③クッキングペーパーに片栗粉を敷いてまとまった生地を出します。片栗粉は生地にまんべんなくね。
④生地をちぎって手で平たくのし、あんこボールを包みます。(生地が柔らかく手に着くので手に片栗粉をまぶしながらね!)
⑤うまく包んだら軽く押してちょっと平たくします。
⑥できあがりー。
初めて食べる『塩あんびん』はそのまま食べるとかなりしょっぱい!!うん、びっくりするくらい!!
生地の部分にも甘味がないので頭と味覚がバクった感覚。不思議〜。
きび糖をつけながら食べると納得〜。甘じょっぱい。やっとどことなく知ってる味だぁ。
甘いきな粉を用意してたっぷり(ココ、大事!!)つけて食べたらすごく良い!美味しかった!!
出来たては柔らかいけれど、固くなったら焼いて食べる。香ばしくてこれもまた美味しい。
ご当地ではお雑煮にいれたりもするらしいですよ。
香川県のあんこ餅のお雑煮みたいな感じでしょうか?(こちらは甘いお餅で白味噌仕立て)
塩あんのお餅、気になる方 ぜひ作ってみてくださいね。
小豆の味や香りが甘いあんこより強く感じられる気がするので…クセになる方もいるかも〜。
それでは今回はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました。m(__)m