ブログ、第3弾は鹿児島の『かるかん』です。
『かるかんまんじゅう』は今は亡き 母方の祖父の大好物でした。お取り寄せして嬉しそうに食べていた姿を思い出します。
丸くて真っ白で フワっとしてるのにモチっとした食感だったような記憶が・・・。
今回は『かるかんまんじゅう(あんこ入り)』ではなく『かるかん』を作ってみようと思います。『かるかん』って一番の特徴は生地に山芋が入ってるってところ。この山芋の力でフワっとふくらませてるんですよね。
いろいろレシピをみると どうやら 卵白を使っているものとナシのものがあるんです。
基本は山芋(長いも)と上新粉とお砂糖とお水。そこに卵白を入れるか入れないかでどう変わるのか・・・。
今回は卵白ナシと卵白を使ったもの。2通り作ってみようと思います。
まずは手間が少ない卵白ナシのレシピで。
1回目のTry!白砂糖ではなく、いつも使うきび糖で。
あらー。どうみても失敗です!!
砂糖のせいで茶色なのは仕方ないとして これは「かるかん」じゃなくてモチモチとした「ういろう」じゃないですかぁ。(๑•ૅㅁ•๑) おかしいなあ…たぶん上新粉を入れてから練りすぎちゃったのかも。(;´д`)
漢字で書くと"軽羹" だけど、これは軽くない!むしろ"ずっしり羹"
2度目のTryです。
今度は白砂糖とホワイトラカントをまぜて。 やっぱり「かるかん」は白い方が「かるかん」らしい。
今回は上新粉を振り入れたら練らないようにヘラで切るようにまぜました。(ツヤがでたらOK!です。)
できあがりの見た目は1回目よりずっと良い。うん、1回目よりふくらみましたー。
おぉ!白い!! 「かるかん」らしい「かるかん」です。
だけど 記憶にある「 かるかんまんじゅう」の生地はもっとふんわりしていたような気がする。 いや、これはこれで 冷たくなってもモチっとおいしい。ダンナさんはおかわりしてたので まあまあの出来なんですが。
さあ、次!
卵白有りの「かるかん」作ってみましょう。
卵白が入る分、お水の量を減らします。
上新粉とお水の量を何パターンか試してできあがった「かるかん 卵白有り」の最終形態がこれです。
卵白なしのと比べると 膨らみ方がぜんぜん違いますねぇ。
モッチりなのに 空気感があります。これこれ、にこのすけの記憶にある「かるかん」
甘さは控えめにしたつもり。プリン型に生地→あん→生地をいれてあんこ入りにしてもおいしいと思います。
材料
★長いも 100g
★砂糖 90g (にこのすけは白砂糖50g+ホワイトラカント40gで作りました)
★上新粉 90g
★水 80cc
工程
☆型にクッキングペーパーを敷いておく(にこのすけは小さめのパウンド型を使ってます。)
☆蒸し器のお湯を沸かしておく
☆長いもを擂る。 すり鉢・フープロどちらでも。おろし器を使う場合はかたまりを作らないように優しく擂ってください。(にこのすけは 砂糖・お水を擂りまぜるところまですり鉢を使いました。)
☆砂糖を3回に分けて擂りまぜる。
☆水をいれてよく混ぜ合わせる。
☆上新粉を一気に入れて ヘラで切るように混ぜる。(すり鉢を使った場合はボールに移してから。)
☆型に入れてトントンして生地を落ち着かせる。
☆型を蒸し器にいれて蒸す。(水分が落ちないようにふたに布巾をまくと良い。)
☆強火で20~25分ほど蒸す。竹串などで刺してついてこなければ出来上がり。
材料
★長いも 100g
★砂糖 90g (にこのすけは 白砂糖50g+ホワイトラカント40g 使いました。)
★水 50cc
★上新粉 90g
★卵白 1個分
工程
1. 型にクッキングペーパーを敷いておく。
2. 蒸し器にお湯を沸かしておく。(沸いたら弱火に)
3. 長いもを擂る。すり鉢・フープロどちらでも。おろし器を使う場合はかたまりを作らないように優しく擂ってください。(にこのすけは 砂糖・お水を擂りまぜるところまですり鉢を使いました。)
4. 砂糖を3回に分けて擂りまぜる。
5. 水を入れてよく混ぜる。
6. 上新粉を一気に入れて ヘラで切るように混ぜる。(すり鉢を使った場合はボールに移してから。)
7. 別のボールに卵白をつのが立つまで泡立てる。(量が少ないので手動ですぐ泡立ちます。卵白は冷たいほど速く泡立ちますよ!)
8. 6のボールに泡立てた卵白を2回に分けて入れてヘラで泡をつぶさないようにサックリ混ぜる。
9. 型に入れてトントンして生地を落ち着かせる。
10. 型を蒸し器にいれて蒸す。(水分が落ちないようにふたに布巾をまくと良い。)
11. 強火で20~25分ほど蒸す。竹串などで刺してついてこなければ出来上がり。
【味噌かるかん】できあがりはちょっぴりお味噌色 。
真っ白もきれいだけれど 薄いベージュも素朴な感じで なんか良いなぁ。
それでは今回はこのへんで~。
最後までお読みいただきありがとうございました